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「日本不況否定論」
−今の不況は、近未来の序曲である−
日本経済は、未曾有の長期不況と言われています。ただ、本当にそうなのでしょうか?私は誰もが常識と思っている「その事実」にも疑問を抱きます。
大多数の人々は、職に不安を抱え、給料を減らされて、おどおどしています。ただ皆さん、考えて見て下さい。皆さんの中で、本当に住む場所がなく、食べるのにも困る人がいるでしょうか?少なくとも私の周りではいません。また、未だに日本の貯蓄残高は世界最高です。これでも私たちは、不況なのでしょうか?
今までの常識はもう通用しません。数々のテクノロジーの恩恵で、私たちの仕事量の絶対量は確実に減っています。また、日本人(および、世界の多数の人たち)はすでに、最低限生活に必要な、家電 (例えば冷蔵庫、テレビ)、ほか過去の贅沢品 (車、ビデオなど)は、もう所有しています。これらのものを、いくら形を多少変えて生産したところで、昔のように大量に売れるわけがない、と思うのは、私だけでしょうか?
これからは、昔の近未来の生活が始まることをイメージした方がいいと思います。つまり、ロボットが掃除をしてくれて、人々は何もあくせく働かなくても食っていけちゃう、ってことです。もちろん、アフリカなどの貧しい国は、実際に食うことに困っています。この人たちを救うことを考える方が、日本のいわゆる不況を好転させることより、大事だと私は個人的に思います。
近未来の生活をイメージできて、そこで何が出来るかを考える人たちが、これからの勝利者となるでしょう。
2003年2月6日 |
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